大三島

大三島

大三島はしまなみ海道を結ぶ6つある島で最大面積を誇り、しまなみ海道のハイライトである多々羅大橋を有する島です。美しい自然の中をサイクリングでき、サイクリストたちに非常に人気です。最近では観光にも力を入れ始め、しまなみ海道の中継地点として観光客に人気の島となりつつあります。またこの島は「神の島」と称され、古来から多くの人が訪れていました。そして神の御前ということもあり、この島では古来漁業をすることが禁じられていました。現在では漁業は解禁されているのですが、他の瀬戸内海の島と比べて漁獲量は低くなっています。それほどまでに神様の影響が強いこの島にはいったい何があるのでしょうか。



大三島にある大山祇神社は、日本を創ったイザナギとイザナミの間の子供として生まれたオオヤマズミを祀っており、全国約1000ある大山祇神社、三島神社の総本山です。オオヤマズミは山の神、海の神、そして戦いの神として知られ、多くの武人や歴史上の偉人たちがこの神社を参拝しました。また同時に、自らの武運を祈るために自身の武具を奉納した歴史があります。それが現在でも残っており、大山祇神社には8点の国宝と多くの重要文化財が保管されています。中には鎌倉幕府の創立者源頼朝が奉納したと伝えられる鎧があります。神社にあるクスノキも国の天然記念物に指定されているなど、大山祇神社は日本を代表する神社だとえいます。
また神社の前にあるアーケードも一度足を運んでみるといいかもしれません。かつて大山祇神社へ行くには船が必要だったので、必然的に神社と港を結ぶアーケードにはいつも多くの人がいました。しかししまなみ海道が開通し、自動車での移動ができるようになったので、一時アーケードは廃れていきました。神社には観光客が訪れるのに、アーケードには全く人が集まらない状態になったのです。
現在ではかつてのアーケードを取り戻そうとする運動が活発に起こっています。古い民家をリノベーションしたり、移住してきた人たちがお店を出したりと、かつてあった活気を取り戻そうとしています。まだまだ発展途中ですが、大三島とアーケードは日々新しくなっているのです。
該当する商品がありません