高見島

高見島は人口約30人が暮らす小さな島です。島のほとんどは龍王山で形成されており、平地があまりありません。島の集落は石垣が積み立てられ、その上に家があり、人々が暮らしています。
高見島はかつて除虫菊の栽培で栄えていました。春先には菊が咲き誇り、船から見た島は雪が積もっているように見えたそうです。しかし薬品技術の進歩により、栽培はほとんど行われなくなり、現在ではボランティアによって育てられています。
除虫菊の栽培が盛んなころとは違い、現在の高見島には空き家が目立っています。その空き家を再生するために選ばれた手段が、アートでした。内田晴之の『除虫菊の家』や中島伽耶子の『うつりかわりの家』など、高見島に展示されているアート作品の多くは古民家を用いたものです。


 
また龍王山の展望台からは粟島や他の島々が見えます。都会の喧騒から離れて、静かでゆったりとした時間を過ごすことができるでしょう。
 




 
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