しまなみ海道を往く⓵尾道編

2019年 09月02日


こんにちは!
春ごろに瀬戸内海の西側にあるしまなみ海道を巡ってきたので、その時の様子を写真を交えてご紹介したいと思います。



この”しまなみ海道”は広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長59.4kmの長ーい幹線道路のことで、正式名称は西瀬戸自動車道。海峡をまたぐ10本の橋が島々を結んでいます。幹線道路沿いに伸びるサイクリングロードは日本で初めて海峡を横断できる自転車道として国内外で人気を博しています。開通から20年以上経過した現在では利用者が伸び続け、CNNの世界7大サイクリングロードにも選ばれるほどの高い知名度を誇っています。(http://edition.cnn.com/travel/article/hiroshima-shimanami-kaido-cycling/index.html)

なんといってもその魅力のもとは、海道を構成している個性的な島々です。主な島は6つあり、それぞれ尾道側から見て向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島です。

今回は、まずこの幹線道路のスタート地点である広島県・尾道市について書いていきたいと思います。

【アクセス】
尾道は歴史的にも物流の中継地点として発展してきた経緯があり、アクセスは比較的良好です。

主なアクセス手段は以下の4つ。
1.自動車(市北側に山陽自動車道尾道JCT、広島から車で1時間20分程度)
2.新幹線(山陽新幹線新尾道駅下車、こだまのみ、新大阪から1時間30分程度)後、在来線尾道駅までバス(15分程度)
3.航空機(広島空港到着後、バスで三原駅まで移動(約40分)し、在来線で尾道駅(15分)へ。
4.高速バス(新宿から11時間、なんば湊町から5時間程度)

やはりこうしてみると一番リーズナブルな移動は新幹線でしょうか?
今回のサイクリング旅は三人で企画したのですが、ほかの二人は新宿バスターミナルから半日かけて夜行バスですぐそのまま自転車をレンタルしていましたが、私は尾道も少し観光したかったので一番早い空便で前日入りしました。
一旦広島空港まで飛んでから空港から中国バスで三原駅まで移動し、そこから在来線で尾道入り。
なかなか山陽本線の車窓からの風景も趣があります。

【見どころ】
尾道はかなり狭い海沿いの平地と山肌に並び立つ家々が特徴で、駅から出るとすぐに小高い山とその上の天守閣が目に入ります。
観光スポットは基本的に徒歩で周れる範囲で、山頂に行きたい場合はロープウェイもあります。

もし最初にロープウェイで山頂まで行く場合は、昭和の建物が残る尾道本通り商店街を通っていくと面白いかもしれません。道すがらにある「ONOMICHI U2」では、リノベーションされた建物にベーカリーや雑貨、レストラン、カフェ、ホテルなどがあり観光客でにぎわっています。

さて展望台に向かう場合、ロープウェイでスイスイ行くのも面白いかもしれませんが、せっかく尾道を観光するなら猫の細道からゆっくり登っていきましょう。

ロープウェイ乗り場の横の艮神社から天寧寺の三重塔まで続く細い路地が「猫の細道」。舗装された道をしっかり見てみると猫の肉球のスタンプが残っている場所がチラホラ…
この細道以外にも、市内を散歩してふと目線を感じてそちらを向いてみると猫がじっとこっちを見ているということが何回かありました。こうした猫の人?口もあって市内の雑貨屋やベーカリー、美術館などでは猫に関連した商品を多々見つけることができました。猫好きの同志は是非瀬戸内海の猫島に行くついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


さて、猫を語りすぎる前に山頂に到着。
山頂の千光寺公園では尾道全体を見渡すことができ、日中でも日没後でも素晴らしい景色を見られます。
山頂から少し離れた天守閣(博物館跡)側でも尾道と向島の間の尾道水道をまたいだ素晴らしい夜景が見ることができます。

昼間通った小道をまた通ってみたり、

また、一旦山から下りて商店街の方に降りて過ぎ去った時代へのノスタルジーを感じてみたり。

小腹が減ったら名物尾道ラーメンを食べてみたり。いろんな楽しみ方がありますよね。


また、夏には祇園祭や水軍まつり、住吉花火まつり、灯りまつりなど様々な催しも行われます。
是非、魅力満点の尾道を楽しんでみてください!

次回は尾道からしまなみ海道の中でも広島県側の、向島・因島・生口島をご紹介します!