しまなみ海道を往く②向島・因島・生口島

2019年 09月03日


さて、今回はしまなみ海道の島々の中でも広島県側の三島をご紹介します。

向島(むかいしま)
尾道と向かい合う島で、その距離の近さから間にある海は”尾道水道”と呼ばれています。

(奥が向島)

もし自転車を尾道で借りる場合はこの水道を渡船で渡ります。車などの場合は第一の大橋、尾道大橋から渡ることができます。
尾道と向島をつなぐ渡船が行ったり来たりする様子はずっと見ていられます。島内には尾道を舞台にしたドラマや映画の撮影スポットも点在しています。

島(いんのしま)

室町~戦国時代にかけて村上水軍の本拠地であり、近代まで造船業が盛んだった島です。島の周りは四国から広島までの間で最も海流が穏やかだったため、この島近辺に航路が出来たことで発展したとされています。島内には城型の水軍資料館「因島水軍城」があり、また白滝山の頂上からはパノラマビューが楽しめます。

夏にはゆかりのある因島水軍まつりも開かれています。

生口島(いくちじま)
全国でも有数の柑橘類の生産地。明治時代から特にレモン栽培に注力し、近年では皮まで食べられる「エコレモン」も有名です。また、「島ごと美術館」というコンセプトのもと、島中に石像が置かれていたり、平山郁夫美術館、杭谷一東の『未来心の丘』などが有名です。春頃には島内の”西の日光”ともいわれる耕三寺で桜と見事なコントラストが見ものです。


生口島からしまなみ海道最大の雄大な多々羅大橋を通り、愛媛県側の大三島へと向かいます。
次回はしまなみ海道のうち愛媛県側の三島(大三島・伯方島・大島)をご紹介します。